夫婦円満ユーチューバーKŌJIYAの じゃばみ(@jabamichan)です。
私のふるさと山口県萩市は昔から夏みかんが有名です。
近年では、品種改良された「甘夏」が多く生産されるようになりました。
先日、実家から甘夏が届いたのですが・・・、生食するにはなんとも苦くてすっぱい。。。汗
そういうわけで、マーマレードを作ることにしました。
甘夏のマーマレード作りはこれが初めてではないのですが、油断していると仕上がりが本当に苦くて食べられないマーマレードになってしまいます。
なので、この記事では、苦味をおさえるためのコツをレシピと合わせてご紹介したいと思います。
※所用時間は2時間半ほど。
時間に余裕を持って作ることをおすすめします。
【甘夏マーマレードの材料】
【材料】
・甘夏 好きなだけ(今回は2個で作りましたが、それくらいが作りやすいです)
・砂糖 甘夏の重さの60%(甘夏の重さ×0.6g)
※保存する容器はあらかじめ煮沸消毒しておきましょう。
※甘夏2個で手のひらサイズの保存ビン2個分のマーマーレードができました。
【甘夏マーマレードの作り方】
①甘夏はきれいに洗って水気を拭き取り、皮をむく
甘夏はタワシなどでよく洗いましょう。
ワックスや農薬など心配な場合は、お湯に1分ほどつけてから水で洗い流すといいと思います。
皮は八切りにしてからむくとむきやすいです。
② ①でむいた皮を1ミリのスライスにし、30分ほど水にさらす
私はちょっと不器用なので分厚いとこもありますけど・・・
もちろん、同じ薄さでスライスした方が均一に火が通るのでベターです。汗
水にさらす作業を怠ると、めっちゃ苦いマーマレードになります!
大事な行程です。
③実の部分を小房に分けて種を取り除き、4等分くらいに切る。
レシピによっては種を使うものもありますが、一度やって本当に苦くて後悔したので、私は種は使いません・・・^^;
④ ②の皮をザルにあげ、水気を切ったら圧力鍋に入れ、完全にかぶるくらいの水を入れて加熱。圧力がかかったら弱火にして1分、火を止めて圧が抜けるのを待つ。ふたが取れたら皮のみをざるに取り、再び水に30分さらし、キッチンペーパーなどで水気をしぼる
↑水気をしぼった状態の甘夏の皮です。
ここで味見をしてみて、まだ苦ければもう一度水にさらして数十分置きます。
この時の苦味がマーマレードの味になるので、苦味がニガテな方はしっかりと苦味を抜きましょう!
⑤ ③の実と④の皮を酸に強い鍋に入れ、砂糖を入れて全体を混ぜたら弱〜中火で加熱。好みの固さの少し手前で火を止め、保存容器にうつしたらできあがり
実から水分があまり出ない場合は、水を少し加えて加熱してください。
アクが出た場合は丁寧に取り除きましょう。
以上の内容をまとめたレシピカードです。
個人使用に限り、印刷して使っていただいてかまいません。(B5サイズ推奨)
自由に書き込んでカスタムして使ってくださいね。
【甘夏マーマレードの日持ちは?】
60%のジャムは中糖度に分類されます。
きちんと煮沸消毒して、できてすぐにフタを閉めれば、常温で1年半は保存が可能です。
ただし開封後は冷蔵庫で2週間を目安に食べ切るのが安心です。
【苦いマーマレードの救済方法】
「せっかくマーマレードを作ったのに苦い・・・!」という場合も、あきらめないでください。
私も以前、そんな失敗をしたことがありますが、救済方法があります。
それは、「みりん入りマーマレード調味料」にするということです。
お鍋にもう一度マーマレードを戻し、本みりんを加え、加熱し直します。
そうすることで、みりんに含まれるアミノ酸が苦味をやわらげてくれます。
分量は味見をしながら調節してください。
熱いうちに保存容器に入れ、3ヶ月ほど冷蔵庫に放置。
不思議なことに苦味がマイルドになっています。
私はそのみりん入りマーマレードを、しょうが焼き、からあげ、カレーの下味に使っています。
味に適度な複雑さをプラスしてくれるので、これはこれで重宝しています。
せっかくもらった甘夏も、せっかく作ったマーマレードも、すっぱかったり苦かったりしたら残念ですよね。
ちょっとでもおいしくいただけるよう工夫することで、フードロスも減らして食卓を豊かにしてくれるはず。
そんな感じでいつもレシピを考えています。
よかったらまた読みに来てくださいね^^