【毒親4コマ漫画】テトロドかあさん #13 あっという間にすぐに沸く

テトロドかあさん タイトル画像

じゃばみ(@jabamichan)です。

4コマ漫画「テトロドかあさん」は、アダルトチルドレンだと自覚するじゃばみが、アダルトチルドレンを克服するために描いているノンフィクション漫画です。

まずは、今日の4コマ漫画をどうぞ。

テトロドかあさん 4コマ漫画 毒親


 

【突然キレる母】

 

漫画やアニメでは、母親が怒り役として描かれることは多いと思う。

たとえば、ドラゴンボールのチチ、のび太くんのママ、ちびまる子ちゃんのお母さん、クレヨンしんちゃんのみさえ、などなど・・・

この4つのアニメに共通するのは、父親がおおらかそうなキャラクターである、ということだ。

 

頼りない父親に代わって母親はいつだって子供の将来を案じ、神経を尖らせ、ガミガミと言わなくちゃいけない。

愛ゆえに「叱る」のだ。

 

しかしながら、愛も度が過ぎると重荷になる。

重さに耐えきれない子供は押しつぶされ、傷つき、いびつな形の大人になる。

アニメに出てくる主人公たちは、叱られてもこたえないツワモノばかりだが、実際は違う。

だから「叱る」っていうのはすごく難しいことだと思う。

 

愛ゆえの「叱る」でさえ難しいことなのに、愛ゆえでない「キレる」というのは子供にとっては非常に理不尽でショッキングな行為だ。

 

母は物事を筋道立てて考えるのが得意ではない。

短絡思考で、思い込みが激しく、プライドが高い。

ふと発した言葉尻が着火剤になってしまうこともしばしば。

キレるポイントが予測できないので、心臓がドキッとするほどだ。

 

そりゃ私だって女なので、ホルモンバランスによってイライラしてしまうことはある。

でも、それを感情のまま家族に当たるっていうのは、母親以前に大人としてどうなのかと思ってしまう。

 

母は一度怒ったら手のつけようがなく、ばあちゃん(母の実母)とのケンカでは皿が割れることもあった。

ばあちゃんが私に「またアタン(八つ当たり)が始まった」とこぼしていたほど、頻繁に母はキレていた。

 

発作のように突然キレる母が場所を選ぶはずはなく、母はどこでだってキレた。

スーパーでキレられた時には周りのお客さんがジロジロと見ていくのがすごく嫌だった。

 

でも一番嫌だったのは、なぜ怒っているのかが理解できなかったことだ。

だから結局、ばあちゃんのように「また始まった」と思いながら時間が過ぎるのを待つしかなかった。

 

漫画で描いたシーンは私が台所でお皿洗いをしていた時のことだ。

「キュッっと音がしたら洗えた気持ちがして楽しいなぁ」と思っていたのだが、母には耳障りだったのか「わざとそんな音出しちょるんやろ!」と突然怒鳴られた。

言った方は何も覚えてないと思うが、私にとっては結構ショックだったから覚えているのだろう。

 

そんな風に、私に向けて放たれた怒りは、私の心にいくつもの傷を残した。

そして、大人になってもじくじくと時々痛む。

母はきっと怒りをぶちまけて発散できただろうから、きっとそんな私を見て「しつこい」と思うだろう。

傷つけられた人の痛みは、傷つける人にはわからないのだ。

 

冒頭に書いたような、アニメに出てくる「叱る」母であれば、笑い話になるだろう。

「キレる」母は笑い話にならない。

だから『テトロドかあさん』は漫画ではあるけれど、笑い話にはならないのだ。

 


 

【フィードバックのない怒りはただのパワハラ】

 

テストで悪い点をとった時、ピアノの発表会でうまく弾けなかった時も母はキレた。

 

キレるだけで、フィードバックはない。

フィードバックとは、なぜ失敗したか、改善点はあるかなどを伝えることで、ビジネスの世界ではよく行われていることだ。

母は自分は教育熱心で立派な母親だと思っている節があるけど、母のやっていることは、しつけや教育ではなく立派な「パワハラ」だ。

 

上司にパワハラを受けた社員は、仕事へのモチベーションが下がり、会社に対する信頼感を失う。

場合によってはうつ病になったりして命を落とすこともあるだろう。

そんな社員の雰囲気は周りにも伝播し、会社全体の気風を悪化させ、会社全体の評価を下げることになる。

 

だから、「パワハラ」はよくないよねっていうのは今では誰でも知っている。

 

同じように、家族に置き換えて考えてみればいい。

親にパワハラを受けた子供は、仕事へのモチベーションが下がり、家族に対する信頼感を失う。

場合によってはうつ病になったりして命を落とすこともあるだろう。

そんな子供の雰囲気は他の家族にも伝播し、家族全体の雰囲気を悪化させ、ご近所からの評価を下げることになる。

 

どうだろうか。

キレる親にとってもマイナスなことだと言えないだろうか。

 

とは言え、多分母は自分がキレてるってことを認識すらしてないんじゃないかと思う。

想像するに、母は甘やかされて育ったがために自分を制御することができないのだ。

写真では厳格そうに見えるじいちゃんからは怒られたことはないと言っていたし、生前ばあちゃんのことは散々罵倒していたから。

 

子供のまま大人になった人だろうと思う。

そんな母におすすめの1冊がある。

 

 

この本はタイトルの通り、子どもでもわかるようなやさしい言葉で書いてあるので、アンガーマネジメントについて学ぶことができる。

怒りとはコントロールできる。

感情のまま言葉を口走る前に一歩立ち止まるための知識があれば、私はもう傷つかずに済むし、余生を和やかに暮らしていけると思うのだが。

でも、それには自分との対話が必要だ。

 

母はずっと書道をやっていたし、今は農業をしている。

眠れない夜には編み物をしていると言っていたし、手は動かしても自分自身について考えることは十分できるはずだ。

それなのに、それができてないとすれば、仕事で忙しくすることで自分と向き合うことから逃げてるんじゃないかな。

 

私は絶縁して以来ずっと自分と向き合っているのだけれど、あなたはどうだろうか。

 

つづく