【毒親コミックエッセイ】テトロドかあさん #24 条件付きの愛

テトロドかあさん タイトル画像

じゃばみ(@jabamichan)です。

コミックエッセイ「テトロドかあさん」は、アダルトチルドレンだと自覚するじゃばみが、アダルトチルドレンを克服するために描いているノンフィクション漫画です。

まずは、今日の4コマ漫画をどうぞ。

テトロドかあさん 毒親 4コマ漫画


 

【試験結果を責め立てる母】

 

さて、今日のお話は中学時代のことだ。

漫画の通り、中学になると、成績が順位付けされるようになった。

兄は2つ上で成績はいつも優秀で、クラスでは1位、2位を争っていた。

その兄を追うように、自分もそうでないといけない・・・と私は思っていた。

 

私も中学1年までは首位争いをするような成績だった。

でも、同じ教科の中にも得意・不得意な分野はあるし、いつもそうというわけにもいかず。

母は試験で90点未満をとった場合に容赦なく私たちを責め立てた。

兄は兄でつらい中学時代を過ごしていたと思うが、できの良い兄と比べられる私はもっとしんどかった。

 

大人になって思ったけど、試験結果を責め立てることに何のメリットがあるの?

それよりも、何がいけなかったのか、次に良い点をとるためにどうすべきか、を一緒に考えることはできなかったん?

遊んで試験勉強を怠ったのならまだしも、それなりにベストを尽くして試験にのぞんでいたのに。

 

自分が塾を経営しているもんだから、自分の顔に泥を塗るなって言いたかったの?

それならそうと言ってくれる方がまだ納得できた。

結果的に母のやっていたことは、ただの人格否定でしかなかったよ。

 

私は良い成績をとることでしか母に認めてもらえないんだと思うようになった。

同時に、母に対する信頼感は失われていった。

結果ばかりを責め立てて対案を出せない政治家を信用できないのと同じ理由だ。

いくら中学生でも、それくらいは感じるよ。

 

だから、中学時代に母と楽しい会話をした記憶は全くない。

 

 

そんな中学時代。

お遊びですが、ボールペンで1人リスカごっこはよくやっていた。

赤と青のボールペンをミックスして、時にはぼかしなんかも入れたりして。

授業中でもできるし。

誰かに気づいてほしい、でもさわってほしくない。

そんな複雑な心境だったと思う。

 

担任の先生にも

「じゃばみは難しく考えすぎる」

と言われたことがある。

 

愛されたいと思ってるのに、愛されない現実。

理不尽だらけの日常生活が私の人間を歪ませていたんだと思う。

 

 


 

【相対評価では人は幸せになれない】

 

中学時代に引き続き、大学進学、就職先、結婚相手・・・と人生のあちこちで母は私に干渉してきた。

大学入学まではよかったけど、就職はうまくいかず、一度目の結婚相手は高卒の調理師、子供はできず。

母は私の人生においてよくないことをいちいちと指摘してきた。

 

今、第三者的に考える母の一番よくないところは、評価方法が相対評価であるということ。

 

あの人は◯◯大学に入ったんだって

親戚のあの子は有名な◯◯に就職したんよ

 

それなのにあんたは・・・・・

 

ってな感じで。

 

 

 

 

 

で?

それがどうした?

私は自分の選んだ道を生きようとしてんのに、それと何が関係ある?

 

 

・・・何度も母に言ったんだけどね

「でも私は幸せだよ」

って。

 

幸せって、絶対評価なんだよ。

逆に、自分が幸せだって思わなきゃ幸せになんかなれない。

 

人と比べて収入がどうだとか、職業がどうだとか、そんなことばっかり言ってる母は、全く幸せそうに見えない。

日常生活において、不平を言っている時間が圧倒的に長い。

そういうわけで、話をしてるとエネルギーを吸い取られるような気がしてくる。

本当は、母だって幸せなはずなのに・・・!

 

何度かアドバイスができたらと思ったけど、ばあちゃんの言うことも、父の言うことも聞かない人。

娘の私が言うことならなおさら聞かない。

 

「良薬口に苦し」という言葉がある。

言われている時は苦痛に感じても、かみくだいて理解し実行すれば、自分を変えることができる。

私はそのようにしてなんとか自分を変えてきたから。

 

思えば、この大ゲンカも私を兄嫁と比べたような発言からだった。

この大ゲンカが少しは苦い薬になっていればいいのだけれど。

 

 


 

【成績にかかわらず存在を認めてほしかった】

 

私が勉強を頑張った最初のきっかけは「褒めてほしい」ってただそれだけだよ。

子供ってそんな単純な生き物だよ。

 

それがいつしか、

「良い成績をとらないと愛されないのでは」

という無意識の脅迫に変わり、

「良い成績をとるのが私らしい行いなのだ」

と、アイデンティティまでもが侵食された。

 

だから、良い成績でなくなるのが怖い。

自分が自分でなくなるような気がするから。

 

けど、そんな薄っぺらいアイデンティティは、大学入学とともにコテンパンにぶっ潰されたけどね。笑

で、結局自分がなんなのか未だにわからないから、私は歌を通して自分探しを続けてるわけで。

 

次いで、私にとっては離婚が最大の転機だった。

優等生じゃない自分を受け入れられた、というか開き直ったというか。

だから、結果的にお別れすることにはなったけど、元ダンさんに対してもすごく感謝している。

 

まあ、そんなこんなで母の毒に気づくようになったんですが。

 

「あなたはあなただよ」

と言ってくれさえすれば、救われた自分がいたと思う。

でも、母の口から出る言葉は、いつも私を傷つけ、存在を否定してきた。

 

そして今、私が母を否定している。

母が変わらないなら付き合いたくないと思っている自分がいる。

皮肉だね。

条件付きの愛には条件付きの愛しか返せない。

娘から親へ、だったらなおさらだよ。

 

つづく