じゃばみ(@jabamichan)です。
以前使っていたテフロンのフライパンから、窒化鉄のフライパンにかえて3年が経ちました。
それまでは、テフロンのフライパンしか使ったことのなかった私。
使い勝手はいいのかな?
こげつかないかな?
お手入れは大変かな?
と、窒化鉄のフライパンを買う前はギモンでいっぱい。
この記事では、私と同じギモンを抱えている人に向けて、窒化鉄フライパンのレビューをご紹介します。
【私が買った窒化鉄フライパン】

私が買ったのは、鉄は鉄でも「窒化鉄」のフライパン。
窒化鉄のフライパンとは、鉄の表面に窒素を浸透させる加工がなされたもの。
窒化鉄は航空機や自動車の部品にも使われるような丈夫な素材です。
24cm、深型、エンボス加工のフライパンです。
【窒化鉄フライパンのデメリット】
テフロンのフライパンは何も考えなくても普通に使えますが、窒化鉄のフライパンは正しい使い方をしないと必ず失敗します。
まずは、そんな窒化鉄フライパンのデメリットからお伝えします。
食材がくっつくなど一度は失敗する
私の失敗談は、下の通り。
・焼きそば:麺がこげついてはがれず、お皿に盛ったら目減りしてしまった。
・餃子:皮がくっついてしまって取れず、皮がやぶれて崩れてしまった。
鉄フライパンユーザーなら必ず1度はやる失敗です。
そんな失敗をしないために、下のようなことを意識する必要があります。
・最初に十分にフライパンをあたためる
(煙が出てきて鍋肌が白っぽくなるくらい)
・油をきちんとなじませる
・常温に戻すなど、食材とフライパンの温度差を少なくしてから食材を入れる
・むやみに食材をさわらない
「こんなこといちいち考えたくない!」という人には、鉄フライパンはおすすめしません。
ちなみに、冷凍ギョウザなど、テフロンのほうがうまくいく食材もあります。
私自身は、そういう場合は割り切ってテフロンを使ってます。
私自身は3年使って、やっと使いやすさを実感してきました。
失敗の多かった焼きそばとチャーハンは、最近いい感じに作れるようになったので、作った後のフライパンの写真をのせておきます。


「フライパンを育てる」という言い方がよくされてますが、フライパンと同時に自分の経験値も育てましょう!
そういうのが楽しめる人でないと、非常に使いづらい道具だと思いますね。
「鉄フライパン=強火」はまちがい
実は、使い始めた当初
「鉄フライパンは強火で使わなきゃ!」
と勝手に思い込んでたんですよ。
でも、中華料理店と違って、家庭のガス火はパワーが圧倒的に弱い。
結果、外側はこげつくのに、中は生焼けになってしまうのです。
いろいろ試した結果、私の使い方は以下のような感じで落ち着いてます。
フライパンを十分に加熱したら油をなじませ、いったん火をゆるめて食材を投入。
食材を入れたら中火にしてじっくり火を通していく。
最初から強火だと、怖いから焦ってしまう。
結果、失敗しやすくなります。
最初にフライパンの表面の水分を飛ばして、油をなじませていれば、弱火〜中火でも大丈夫です。
さて、ここまでデメリットをお伝えしたら、「やっぱりやめとこうかな」と思う人もいると思いますが、私はそれでいいと思います。
自分に合う道具を使えばいいんだし、興味本位で買ってみて使い捨てさせるようなブログ運営をしたいわけじゃないから。
だから、もう少し知りたいって人だけ続きを読んでね。
【窒化鉄フライパンのメリット】
じゃあ、なんで私が窒化鉄フライパンを使い続けているのか。
それは、もちろんデメリット以上のメリットを感じているからです。
それを下でご紹介しましょう。
洗うのがめっちゃ楽
最近は、鉄フライパンも洗剤を使ったほうがいいと言う人もいるみたいですが、私自身は洗剤は使ってません。
水で流しながら金たわしでゴシゴシとこすって、ハイおしまい。
ほんの数十秒でフライパン洗いが終わることがほとんどです。
洗剤をたくさん使わないでいいので、経済的だし環境にもいい。
手荒れも減りました。
ほんとに楽です。
寿命が長い
鉄製のフライパンは、テフロンより寿命が長い。
テフロン加工は2年ぐらいで寿命が来てしまいますが、窒化鉄のフライパンは穴があくまで使えます。(取っ手がとれるのが先かもしれないけど)
一番心配なのは「サビ」ですが、窒化鉄加工だったら大丈夫。
私はいつも食事をする時間くらいは放置してるし、洗うときは金たわしでゴシゴシこする。
そんな雑な使い方をしていても、この3年サビてないからね。
体にもお財布にも地球にも優しい
テフロン加工は、経年劣化とともにはがれてしまうから、口に入ってしまうおそれがあるけど、窒化鉄フライパンにはそういった心配がありません。
それに、窒化鉄フライパンは長持ちするので、テフロンよりもエコなフライパンだと言えます。
私はね、このブログを通して、そういう優しい考え方の人が少しでも増えてくれたらいいなって思ってるのです。
焼き目がおいしい
お手入れや、持ちのことばかり書いてきましたが、一番肝心なのはここですよね。
私自身は、窒化鉄フライパンのほうが、テフロンよりも焼き目がついておいしいと感じます。
なぜだろうと思って調べてみたところ、テフロンは水をはじくため、「焼く」というより「蒸し焼き」に近い状態になってるのかな、という考えに至りました。
テフロンで焼き目をつけようと思ったら、それはテフロンにとったら過加熱。
フライパンの寿命を縮めてしまいます。
おいしさをとるか、フライパンをとるか、どちらを選びましょうか。
おいしく焼けるし、洗い物が楽で、安全。
それが窒化鉄フライパンのメリットです。
テフロンじゃ、そこまで言い切れないんじゃないかしら。
というわけで、私は今使ってるのがだめになっても、次もまた窒化鉄のフライパンを買うと思います。
【窒化鉄フライパンの選び方とおすすめフライパン3選】
以上のように、窒化鉄フライパンは、一度慣れてしまえば長く使える、心強いパートナーです。
だからこそ、フライパン選びがめちゃくちゃ大切。
というのも、私、今のフライパンに不満があるんです。汗
まず、深型のフライパンはフライ返しが入れにくい。
さらに、私のフライパンは厚みがないので軽いのはいいんですが、熱しやすく冷めやすいという特徴があります。
悪く言うと、焦げやすいし、均一に火が通らない。
これだとせっかくの鉄製のよさが半減しちゃってる気がするんですよね。
なので、もう少し厚みのあるフライパンにすればよかったな〜と思ってます。(壊れるまで使うけどさ。。)
以上のことから、鉄フライパンを選ぶ時には、浅型で厚みのあるものをおすすめしたいと思います。
私の経験を生かして、次に買うならこれがいいと思う窒化鉄のフライパンを3つ選んでみました。
フライパン選びの参考にしてみてください。
リバーライト 極PROフライパン

シンプルなデザインで飽きがこず、使い勝手のよさそうな王道デザイン。
IH対応で、熱源を選びません。
ハンドル部分は一体型がいいと私は思ってます。
そのほうが絶対長持ちしますもん。
通常のフライパンの2倍の板厚ということで、一度加熱したら冷めにくく、温度ムラができにくいのが特徴。
その分重たそうなので片手で持っていられるかビミョウですが、焼き物は本当においしくできそう・・・!
う〜ん、取り回しのよさをとるか、おいしさをとるかってとこですね。
ビタクラフト スーパー鉄 フライパン

かっこよさで言ったら抜群にこれ。
ただ、厚みは私の今持ってるものとほぼ同じなので、蓄熱性はそんなにないと思われます。
その分、鉄フライパンにしたら軽くて扱いやすいとも言えます。
IHにも対応。
やっぱり重いのはイヤ、スタイリッシュなものがいい!って人には絶対これおすすめです。
キッチンにあるだけでテンション上がるし、このフライパンに見合うだけの自分でいようって思わせてくれると思います。
柳宗理 ダブルファイバー窒化加工 フライパン

和テイストな見た目で、まん丸ではない、ちょっと変わった形のフライパン。
両側にそそぎ口があるのでお料理をお皿に移しやすそう。
こちらはフライパンには珍しく、フタ付き。
重量はこの記事で紹介した3つの中では、ちょうど中間といった感じで、取り回しやすさと蓄熱性の両方をかねてると言えると思います。
他のブログサイトで、7年使ったという記事を読んだこともあるので、耐久性も十分にありそう。(気になったら探してみてください。)
上で紹介したものが予算的に厳しいと感じる方は、「窒化鉄」にこだわらず、普通の「鉄」フライパンであればかなりコストを抑えられます。(お手入れはもう少しめんどうになりますが)
うまく使いこなせれば、本当に心強いパートナーになりますので、チャレンジしてみてくださいね。
この記事が参考になりましたら幸せます。
下の記事も参考になさってくださいね。
鉄フライパンがくっつく・こげつく理由は?上手に使うためのコツを教えます
【鉄フライパン初心者向け】フライパンにこびりついた時の対処法