【レビュー】堺包丁 實光のミルフィーユ包丁を2年使ったら人生は楽しくなる??

實光刃物 ミルフィーユ包丁

おいでませ!じゃばみ(@jabamichan)です。

今日はキッチンの相棒、包丁について語ってまいりたいと思います。

 

みなさんはどんな包丁を使っていますか?

 

包丁って一度買ったらなかなか買いかえることのないものだと思います。

私も前に使っていたものは8年くらい使っていたと思います。

ただ、その頃は研ぎ方もよくわからず、扱いもそんなによくなかったです。

100円ショップで買ったシャープナーで適当にスリスリ・・・みたいな感じで。

 

結果、だんだんと切れ味が悪くなって、料理をするのにイライラするようになってしまいました。

前に使っていたのはヘンケルスの4000円くらいの三徳包丁だったので、全然悪くないものだったのに、ですよ。

 

そろそろ買いかえようかな・・・

 

と思い、ネットで検索しているうちに思いました。

 

めったに買いかえないんだから、大切に、長く使い続けたい。

 

そのためには、きちんと研げるようになりたい。

 

というわけで、ちょっと背伸びするくらいの価格帯で、大事に使い続けられるようなものを検索することに。

 

 

そうしてたどり着いたのが、實光(じっこう)のミルフィール包丁でした。

同じ関西圏、堺の包丁ってことでなんとなく親しみが持てたこと。

ホームページが充実していて、わかりやすかったこと。

そしてなにより、修理やメンテナンスなどが必要になったらアフターフォローを受けられるということが決めてになりました。

大阪ならうちから気軽に行けるし^^

これなら、長く使い続けられそうだな、と。

 

そうして購入した包丁がこちらです。

實光刃物 ミルフィーユ包丁

価格は13000円ほどです。

名入れまでしてもらっちゃいました・・・^^

「糀屋」って、まあ私と相方でやっているユニット名なんですが、割烹みたいでいいでしょwww

届いた時はめちゃくちゃテンション上がりましたね〜。

 

さて、今日はこの實光のミルフィーユ包丁を2年使った私の率直なレビューをお届けしたいと思います。

 


 

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【ミルフィーユ包丁ってなに】

 

そもそも、ミルフィーユ包丁って何?という方のために調べてみました。

わかりやすいように、以前に持っていたヘンケルスの包丁と違いを比べてみますね。

 

ちなみに、こちらが10年もののヘンケルスです。

ヘンケルス包丁

實光の包丁は波打っているような模様が入っているのに対して、ヘンケルスの包丁は全体がシルバーでつるつるしています。

材質は、ヘンケルスが特殊ステンレス刃物鋼。

一方、實光の包丁は、VG10という高級鋼材(これもステンレスみたい)を芯材として、複数の金属を重ね合わせたもののようです。

複数の金属の層が波打っている模様が、昔シリアのダマスカスで作られていたダマスカス鋼に似ているので、他社ではダマスカス包丁と呼んでいる商品もあるようですね。

 

ということは、刃の部分に関しては、どちらもステンレスっていう認識でいいのかな。

 

・・・じゃあ、ミルフィーユ包丁って結局見かけ倒しなんじゃない、と思う人もいるかも。

実際に、ミルフィーユ包丁とかダマスカス包丁に関して否定的な意見のサイトもありました。

それについては後ほど書きたいと思いますが・・・

私自身は2年使ってきて使い心地に満足してるので、買ってよかったなと思ったことを以下にまとめてみたいと思います。

 


 

【實光のミルフィーユ包丁を買ってよかったと思ったこと】

 

2年使っても変わらぬ切れ味で料理が楽しい

まずはやっぱり、切れ味です。

實光のミルフィーユ包丁、さびにくく、切れ味が長持ちするという売り文句なのですが、実際にそうだと思います。

参考に、2年使った包丁で切ったトマトスライスの写真を載せてみます。

トマトがやわらかかったので、ちょっと失敗してる子もいますが。。

どうでしょうか、お皿の向こう側が透けるくらい薄くスライスできました。

 

そんな感じで、例えば鶏もも肉だとか、青ネギとか切りにくいものもストレスフリー。

食材が繋がってて「キレテナーイ!!」て叫ぶことはなくなりました。笑

 

切ったと思ったのに切れてないことこそ、料理の中でストレスを感じることはありません。

それがなくなっただけでも格段に料理が楽しくなりました。

 

研ぐことで愛着が増した

 

私が2年使い続ける間、包丁に何も手を加えてないわけではありません。

私が購入した時には、研ぎ方のハンドブックがおまけでついてきたので、1〜2ヶ月に1度、思い出した時に包丁を研いでいます。

包丁を自分で研ぎだしたのはこれが初めて。

最初はおそるおそるでしたが、最近少しつかんできたような。

 

私は、小さい頃はばあちゃんがいつもごはんを作ってくれていて、晩ごはんが終わった後たまに包丁を研いでいるのを見ていました。

今は父が包丁の研ぎ係になっていますが、ずっと同じ包丁を使い続けているので、実家の包丁はだんだんと細くなっています。

私の包丁もそれくらい使えたらいいなぁと思うと、包丁に対して愛着もわいたし、道具を使うという責任感みたいなものも生まれたような気がします。

 

練習に、捨てるつもりだったヘンケルスの包丁も研いでみたのですが、切れ味が戻ってきたので結局サブの包丁として置いてあります。笑

 

料理の腕が上がった

 

先に、ミルフィーユ包丁は見かけ倒しなんじゃないかと書きましたが、見た目も結構大事です。

 

私はこの包丁を手にした時から、この包丁にふさわしい料理を作るよう心がけるようになりました。

包丁を持った時に、少しキリッとするんですよね。

ちょっと高い包丁だったから余計に。

 

主婦にとって、料理はほぼ毎日作るものです。

少しでも心がけが変わると、毎日のことですので積み重なって大きな変化になります。

 

また、心がけだけじゃなく、実際に切れ味がいいので食材を調理した時の舌触りがすごく良いです。

チンジャオロースなんて作った日にはもう外で食べるのがもったいないくらいに。

 

この2年で、私の料理の腕は以前と比べたら格段に上がったと思うし、相方からも「料理がうまくなったね」と褒められているので、本当だと思います。

困ったことがあるとすれば、元々外食があまり好きでない相方が余計外食をしたがらなくなって、私が大変になったということです。汗

 


 

【ミルフィーユ包丁って見た目だけ?】

 

さて、この記事を書いている今(2020年5月です)新型コロナウイルスの影響で自粛生活をしているのですが、報道番組などで「不要不急」という言葉をたくさん耳にしました。

生きるために「不要不急」である芸術に関するイベントや、スポーツイベントは中止を余儀なくされました。

 

結果的に、人々は生きる楽しみを失い、ただ生きるために生きる生活をしいられたわけです。

生きるために最低限のものしかない人生なんてつまらないって誰もが感じたと思います。

 

同じようにミルフィーユ包丁は、一見、見た目重視の商品に思えるかもしれないけど、私はその「ものを切るための最低限の要素」以外の部分も大切だと思っています。

現に私は、包丁の見た目にテンションが上がったし、ちょっと高かったからより大切にしようと思ってるし、名入れまでしてるからめちゃくちゃ愛着がある。

 

毎日の料理が「生きるために最低限の仕事」から「人生を豊かにする楽しいこと」に変わったんです。

そもそも、高い技術力がなければそういった商品は作れないわけで、品質が高く、見た目の良い商品を作ることは、職人の技術力を保持する意味合いも持っていると思います。

 

ちなみに、實光のホームページにも「包丁を変える事で人生自体を楽しくして頂きたいと考えています。」と書いてあります。

実際に私の人生が楽しくなっているので、企業理念を掲げるだけでなく、きちんと成果をもたらして社会貢献してくださっていると実感しています。

 

なので、「ただものを切るだけの道具」として包丁を選ぶのってもったいないですよ。

 


 

【主婦のための包丁選びのポイント】

 

それでは最後に私なりの包丁選びのポイントをまとめてみます。

 

包丁の種類

一般的な家庭料理に使うであれば、いわゆる三徳包丁で十分だと思います。

私は魚をさばけるようになりたいと思って、他に小出刃包丁も買いましたが、ほとんど出番がありません。泣

 

牛刀や中華包丁などいろんな種類がありますが、収納が困ったり、大きい刃の包丁は持ってるだけでドキドキしたりするので、主婦レベルでは必要ないかなと思っています。

そんな包丁を買おうか迷う人はそもそもこんな記事読んでないと思いますが^^;

 

 

包丁の重さ

 

實光のミルフィーユ包丁は少し重みがあります。

疲れやすさは人それぞれなので、一概に良いとも言えないですが、私はこの重みがいいと思っていて。

持った時に安定感があるし、力を入れなくても包丁の自重で食材が切れていくので楽に感じます。

まな板でトントンとものを切るシーンで使う場合は、軽すぎるものより適度な重みのある包丁の方が疲れにくいみたいです。

 

反対に、果物の皮をむいたりするような、食材を手で持って切る作業は軽い包丁の方が疲れにくいです。

自分の使うスタイルによって選ぶのがいいと思います。

 

ちなみに、私の持っている實光のミルフィーユ包丁は172g、ヘンケルスの包丁は107gです。

そこから推測すると、まな板用なら170g前後、フルーツ用なら100g前後が使いやすいのかな〜と思います。

ご参考までに。

 

包丁の素材

 

私が思うに、普通の主婦だったらステンレス一択です。

ハガネの包丁は、お手入れが悪いとサビてしまいます。

いちいち包丁をふくためのふきんを取り替えるのは、洗濯物が増えるし、そのふきんのための収納場所を用意するのも面倒。

ハガネの包丁って見た目もちょっと怖いし。笑

 

ステンレスはハガネに比べて研ぎにくいとありますが、私はステンレスしか研いだことがないので比較できません。。

それでも一応研げているので、問題ないと思います。

ちなみに砥石は#1000の中仕上げ用を使っています。

それ以上の細かいメンテナンスはプロに任せた方が安心かな〜と思います。(何個も砥石持ちたくないし、、)

 

包丁の柄

意外と見落としがちなんですが、包丁の柄の部分も大切なチェックポイント。

柄の素材は、木材、プラスチック、ステンレスなどがあります。

 

木材:手になじみやすい、比較的安価、交換可能なものもある

樹脂:軽量、水に強い、比較的安価

ステンレス:耐久性に優れている、衛生的

というような特徴があります。

 

結構値段に反映してくるところだと思うので、お財布事情を加味して選んでみてください。

 

ちなみに、實光のミルフィーユ包丁はマホガニーの柄です。

うちのキッチンがまさにマホガニー調なので、この實光のミルフィーユ包丁がインテリアの一部みたいに違和感なく調和しててすごく気に入っています^^

 


 

こうやって見てみると、實光のミルフィーユ包丁って、主婦的にはかなりグッとくる商品だなと思います。

見た目にも高級感があって、使い心地もよく、サビに強いから日常使いにぴったり。

名入れもできるので、プレゼントにもおすすめです。

 

包丁選びで迷っている方に、改めて實光のミルフィーユ包丁をおすすめしておきます^^

 

参考になりましたら幸せます^^

では、今日はこのへんで。