かつての私は、白湯を持ち歩いたり温活に励んだりする、いわゆる意識高い系女子になんとなくの嫌悪感を抱いていたけど、加齢とともに気合いではどうにもならない体調不良に直面。
結局、彼女たちと同じように体を冷やさない暮らし方をするようになったけど、そうしてみて初めて、彼女たちのことを理解できた。
今では「白湯さえ飲んでおけばなんとかなる」くらいの気持ちでいるし、「白湯なんて飲むかよ」と思っている人にこそ、この記事を読んでほしい。
【意識高い系女子への嫌悪感の正体】
体にいいことは分かっているのに抵抗感がある。
かつての私はそうだった。
どうせ自分なんかいたわっても意味がない。
自分には、不健康でアウトローのほうが似合ってる。
なんなら体を壊したほうが、大事にしてもらえるかもしれない。
ジャンクフードを食べ、お酒をたくさん飲み、タバコもいっぱい吸った。
自分という存在は自己犠牲の上にしか成り立たない、そう思ってたんだと思う。
だから、自分を大切にすることの意味を理解して、実践している意識高い系女子が羨ましかった。
私はつらさに耐えながら生きているのに、健康的で楽しそうに生きているのが許せない。
彼女たちと自分を比べてみじめな気持ちになるのが嫌だから、自分の正当性を主張するように、さらに不摂生を加速させた。
【意識高い系女子になった私】
そんな私も年を取り、冷たい飲み物を飲むと胃腸を壊すようになった。
40歳の年明けに正月太りしたことがきっかけでダイエットを始め、その流れで白湯を飲み始めたのだけれど、慣れるとちゃんとおいしいし、体が温まって調子がいい。
そうして体を温めてみると、逆に冷えている時の不快感に耐えられなくなる。
体が冷えるとネガティブ思考になるし、頭も体もカチカチに固まってパフォーマンスが最悪になる。
だから予防として、また、いつもポジティブでいるために、わざわざ体を温めるのだ。
そういうわけで、すっかり私も意識高い系女子になってしまったのだけれど、なってみて思ったのは、別に彼女たちが羨ましがられるような存在ではなかったということだ。
いつもご機嫌でいられるように、自分を整えるための努力をしていただけだ。
機嫌任せの両親に育てられ、自分の整え方を知らなかった私は、彼女たちが努力してるだなんて思ってもなかった。
それを勝手にひがんだりして、今から思えば恥ずかしいけど……まぁ気づけたんだからよかったことにしよう!
(もう女子じゃないだろうという苦情は受け付けません。)
【自分を大切にできる自分になろう】
私自身は、加齢のために温活を始めざるをえなくなったけど、もっと早くしていればよかったと本当に思う。(不妊だから切実よ。)
もし不遇な境遇でこれまで自分のことを大切に思えなかった人でも、自分を大切にし始めると、なんで今までそんなに自分をいじめていたんだろうって思うと思う。
白湯は誰でも簡単に始められるし、習慣にしやすい。
行動を変えれば、それにつられて心も変わっていく。
だまされたと思って2週間、寝起きに1杯の白湯を飲んでみて。
きっと自分を大切にできる自分になれるから。
↓意識高い系女子が作った、こう見えて自己啓発ソング。ぜひ聴いてみてね。