私はコーヒー(もっぱらカフェオレだけど)が好きで、毎日、1日2回のコーヒータイムを設けている。
ゆったりとした時間をあえて作ることで、心を整えるのだ。
【自分に合った楽しみ方を模索】
一口にコーヒーと言っても、インスタントやコーヒー豆などなど、いろんな種類がある。
若い頃はこだわりはなかったけど、加齢とともに胃腸が弱くなり、コーヒーで胃もたれするようになってしまった。
調べてみると、コーヒーは酸化しやすいようで、確かに開封して時間の経ったコーヒーは油が浮きやすく、雑味が増している気がする。
以前、コーヒー好きの知人が新鮮な豆でコーヒーを淹れてくれたことがあり、苦味のないフルーティーな味わいに目から鱗だったし、胃もたれもしなかったのを思い出した。
当然だけど、コーヒーにも鮮度がある。
大好きなものでも、体によくないなら、それは自分を大切にしていることにはならないし、毎日飲むなら、体にもお財布にも負担をかけずに楽しみたい。
自分に合ったコーヒーの楽しみ方を模索した結果、コーヒー豆をネットでまとめて買って、淹れるたびにミルで挽くやり方がコスト的にも味・鮮度的にも自分には無理がなくていいと思った。
【自宅は最高の回復スポット】
今では、朝起きて一番にコーヒーを挽くのが習慣になったけど、挽きたてのコーヒーの香りに、毎朝ぜいたくな気持ちになる。
世の中には、お金をガンガンつかうことがぜいたくだと思ってる人がいるけど、人間に備わってる五感をフルに使うことをしないでお金ばかり使うのはもったいないことだと私は思う。
コーヒーも道具にこだわればいくらでもお金は飛んでいくけど、私はミルがあればそれで十分。
家で挽きたてのコーヒーが飲めるので、カフェにもめったに行かないし(それはそれでよくないこともあるけど)、家が最高のくつろぎ空間になって、QOL(生活の質)はとても高いと感じている。
言うなれば、外で多少のストレスがあっても、家で全回復できるシステムが整ってるってこと。
それって、生きていく上でとても心強いことだと思う。
【大切なものを失わないために】
私の両親も、コーヒーが好きだった。
母の日コンクールで、コーヒーを飲む母の絵を描いて出したら賞を取って、母はその絵を気に入っていた。
何気ない日常の1コマだったし、私は当時すでに母のことが嫌いだったけど、その瞬間は優しい顔をしていたのかもしれない。(写実主義なので)
大人になってから、実家でほこりをかぶった木製のミルを見つけた時、お金のためにすっかり「さもしい」人間となっていた両親にも、コーヒーを挽くゆったりとした時間があったのだろうかと驚いた。
子育ての過程で、そうなってしまったのは仕方がない部分もあるかもしれないけど、変えてはいけなかったことってあるんじゃないかな。
たとえ過去にステキな心を持っていたとしても、生活環境やいろいろに影響を受けて、人は変わっていく。
だから、自分が大切にしたいことを知らないうちに失うよりも、時々は立ち止まって、大切にしたいことを確認できる人でありたいと私は思う。
コーヒーを飲む時間は、私にとってそういう時間なのだ。
電動ミルを探していたら、ミル付きコーヒーメーカーと値段的に変わらなかったので、象印のコーヒーメーカーを愛用しています。
コーヒー豆は、ドリップコーヒーファクトリーさんのものがリーズナブルでおいしくて気に入っています。
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