自分に合ったおしゃれをする

30代も半ばを過ぎた頃、私はおしゃれをすることが億劫になって、一時は白いTシャツと黒いズボンを4着ずつ買って、毎日同じ服を着ていたことがある。

そんな時期を経て、41歳。

やっと最近おしゃれがしたいなと思うようになった。


【おしゃれがわからない】

自身は、どっちかと言うと派手な柄や奇抜なデザインに惹かれるのだが、顔は「おとなしそう」とか「まじめそう」とか言われるタイプで、いつもちぐはぐなおしゃれをしていたと思う。

ワードローブを見ても、コンサバとパンクとエスニックとカジュアルが混在していた。

何を着てもしっくりこない。

そもそも、自分らしさがわからない。

そんな感じで、おしゃれが楽しめない精神状態に陥っていた。


【おしゃれって何】

ゃあ、おしゃれって何?

何のためにするもの?

考えて気づいたのは、おしゃれには、自分のためにするものと他者に向けてするものの二極があるってこと。

ファッションは自由だとは思うけど、中年女性が(ステージ衣装ならまだしも)フリフリの服や短すぎるスカートを着ていたらやっぱりイタイし、それこそ全裸でいる人が「これが私のファッションなんだ」と声高に叫んだところで、警察につかまるわけで。

かと言って、私のように毎日白いTシャツと黒ズボンを履いてたら、なんだか味気なくて、無色透明な人間になったような、社会にいらない人間みたいな、そんな感覚にもなって。(ジョブズのような人なら別なんだろうけど)

人間はソーシャルな生き物だから、自分のためだけに振り過ぎてもダメだし、他者に寄りすぎると自分を失ってしまう

そのちょうどいい間で、自分の年齢や見た目、骨格や肌の色をきちんと受け入れて、他人にもわかりやすく(よく言えば親しみやすく)、自分という人間を表現できたら、それが最適なおしゃれなんじゃないかって結論に辿り着いた。


【自分はどんな人間か】

こで大事なのが、鏡を見ることだ。

私はおしゃれをしない日ほど鏡を見ることを避けてしまうのだけど、それは、鏡が自分の現状を目の前に突きつけるからなのだろう。

鏡を見るという行動には、自分という人間のいいところも悪いところも受け入れるということが含まれているのかもしれない。

自分の悪いところを受け入れるのは、勇気がいる。

でも、それを避けていては、自分らしさには到底辿り着けない。

最近では、骨格診断みたいなツールがあるけど、いまいち参考にならないのは文字だけ読んで鵜呑みにするからだ。

顔の大きさも、首の長さも肩幅も足の太さも、人それぞれ違うのに。

それに、「なりたい自分」に合わせると、読み間違う。

ちぐはぐなファッションをすれば、他人は違和感を抱く。

「なりたい自分」なんて存在しないのだから、自分がどんな人間なのか、逃げないでちゃんと知ること。

そして、受け入れること。

そうすれば、他人を避けたり威嚇したりしなくても、自分のままで大丈夫なんだって思えるから。


【自分に合ったおしゃれは心地いい】

自身は、ふるさと納税のつもりでユニクロを愛用しているのだけど(山口県出身なので)、ユニクロのサイトには実際に商品を使ったコーデが紹介されているので、おしゃれ音痴な私にはそれがすごくありがたくて。

専業主婦だし、おしゃれに使えるお金も限られてるけど、上手に選べばなかなか楽しめるもの。

自分の身の丈に合ったものは、結局心地いいのだ。

そして、おしゃれは楽しい。

鏡を見るたびに「おっ!」と思う。

無理をしないから、続けられる。

毎日が楽しいものになる。

そしたら自分のことがもっと好きでいられる。

そう、自分が好きな自分でいるために、おしゃれをするんだ。

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