【この歌を作ったきっかけ】
犬の散歩をしている小学生が、ウンコを放置して去ってしまうのを2回も目撃。
1回はうちの近所の子で、目が合ったと思ったらバツが悪そうな顔をして、逃げるように去って行った。
悪いことだと分かっていながら、人目を盗んで悪いことをする。
小学生のうちからそんな体験を繰り返していたら絶対よくない。
だから、小学生にも伝わる歌を作りたいと思った。
【この歌に込めた思い】
前作の『ぼけ』以来、怒りを芸術に変換することを意識するようになった私。
最近怒ったことって何があったっけ?と思った時に、一番に思いついたのがこの犬のウンコ放置問題だった。
犬のウンコは健康のバロメーターだし、ウンコをチェックしない人って犬を愛してないと思うのね。
その姿勢が「飯さえ食わせとけば育ててる気になってる親」みたいで大っ嫌いなの。
誰も、そんな親にならないでほしい。
私は愛犬を育てる中で、否応なしに自分の未熟さと向き合うことになり、怒りやいらだちが起こる原因と対策を試行錯誤しながら、愛犬と一緒に成長してきた自負がある。
犬はどんな風に接しても、いつまでも澄んだ瞳でこちらを見つめてくる。
まるで私の弱さや未熟さを見透かしているような気分になる時もある。
何も親だけが、生き方を教える存在ではない。
自分の弱さや未熟さと対峙する時、きみはどんな行動を選ぶか。
この歌が、そんな気づきにつながればいいなと思う。