【歌詞】

【制作に関するエピソード】
この曲はもともと20代の頃に作ったもので、当初はパンクロックのような曲調をイメージしていた。
でも、令和の音楽シーンには少し古臭く思えるし、最近の自分の歌声を客観的に聴いていると、どうもロックじゃないかもしれんと感じて、あえて違うパターンのサウンドメイキングをしてみようと思った。
結果的に、エアリーなサウンドになり、必然的に歌い方もエアリーにせざるを得なかった。
J-POPとロックと歌謡曲がバックグラウンドの私は今までそういう歌い方しかしてこなかったため、今回はK-POPを意識してみたが、自分にもこんな声が出せたんだと驚いた。
自分が思ってる自分と本来の自分との乖離について最近よく考えるのだけど、この歌を機に、自分自身について再定義することになりそうだ。
【この歌に込めた思い】
私はかつて「幸せ恐怖症」だった。
旅行や盆正月にも勉強道具を持ち出す親の元で育った私にとって、幸せと苦痛はワンセットだった。
恋愛に関しては、親から反対されることはあっても受け入れてもらったことはない。
幸せの後にはどんな悪いことが起きるかわからない。
私は幸せになってはいけないのだ、そう思っていた。
だから、最悪のことが起きることを考えて心の予防線を張るとか、自分を戒めることで、わざわざ幸せから遠ざかるようなことをするのが常だった。
「パブロフの犬」とは、犬にベルの音を聞かせながら餌を与えることを繰り返すと、そのうち餌を与えなくてもベルの音を聞くだけで犬が唾液を分泌するようになるという、犬の条件反射に関する実験をもとにできた言葉だ。
私の「幸せと苦痛はワンセットだ」というのも幼少時代から身についてしまった条件反射だけど、それは新たな条件付けをすることでアップデートできると思っている。
(まるで保護犬の回復プロセスのようだけど、私は毒親育ちも保護犬と似たようなものだと思っている。)
現に、今の夫のサポートを受けて、何が起きても対処できるだけの自信と心の強さを養い、その結果、幸せは自分の意志で継続させることができると思うようになった。
過去がどうであれ、自分は幸せになっていい存在なんだと、自分が認めることが大事だ。
それを「愛されていいの!」という一言に込めた。
本来は親から無条件で愛されることで身につける感覚なのだろうが、それが叶わなず大人になってしまった人たちが、自分だけの力で価値観を修正するのはとても難しいことだと思う。
この歌が、そういう人たちの気づきや励ましになれば、私は嬉しい。
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