少し前まで、私はずっと「お金がない」と思っていた。
貯金は少しならあるし、株式投資だってちょっとはしてる。
それでも、私にはお金に対する欠乏感があった。
その原因は子供時代にあった。
【なぜお金がないと思ってしまうのか】
私の親は肩書きが大好きで、貧しい・力のない人を軽蔑するような人だった。
その割に、母はしょっちゅう「お金がない」と口にし、勉強(子供にとっては労働のようなもの)をしなければ、何もしてやらないと私を脅した。
そんな教育のおかげで、「親に認められるためにはお金を得なければならない」という固定概念が無意識的にインプットされてしまった。
それが、私がお金がないと思ってしまう一番の原因だ。
【承認欲求を得るためにお金をつかってしまう】
社会に出た私は、自分のためには安売り品や中古品を利用して極度の節約をするのに、他人にはお金をつかってしまうというアンバランスなお金のつかい方をしていた。
肩書きのない人間は価値のない人間で、そんな自分のためにお金をつかうのは「もったいないこと」。
反面、キャッチや訪問セールスを断れずに多額の契約をしたり、知人の店に足繁く通って常連客を気取ったりしたのは、「嫌われたくない」「認められたい」という承認欲求を満たすための行動だったのだろう。
だけど、そんな風にお金をつかっても私自身が満たされることはない。
感情は正直だから、怒りは他人に向かい、虚しさは自分を責める。
それを紛らわせるために、タバコやお酒にお金をつかった。
結果的に、お金はいつもギリギリだった。
【いくらあれば認められるのか】
じゃあ、一体いくらあれば認められるんだろう?
スピ系動画のコメント欄に「宝くじが当たりました」みたいなアファメーションをする人をよく見かけるけど、そういう人も「大金持ちになれば認められる」という幻想に取り憑かれているんだろうと思う。
でも、そういう人がもし大金持ちになったら、自分の承認欲求を満たしてくれない人を力で黙らせるようになるんだろうな。
ブランド物を身につけたり、お金で人を雇ったりして、相手を支配するためにお金をつかうようになる。(そういう人が国のトップだったら大変よね。)
でもそんなこと続けてたら、いくらお金があっても足りない。
だって、私にはわかるもの。
私の頭の中の親は、いくらお金を持っていたって私を認めることはないんだって。
【お金の欠乏感をなくす方法】
だから、お金に対する欠乏感を払拭するための方法は、がむしゃらに働くでもなく、禁欲的な生活をするでもない。
頭の中の親に認められることを諦めて、私が私自身を認めることだ。
たとえ肩書きがなくても、たとえ大金持ちでなくても、私は私という存在でいいんだって。
私自身、割引品や中古品ではないものを買ったり、食べたいと思う時に食べたいものを買ったりして、少しずつ自分のためにお金をつかう練習をしてきた。
セールスは適宜断り、お付き合いでお金をつかうことは本当にそうしたい時だけにして、「そうしても大丈夫なんだ」って確認しながら、自分の存在を自分で認めている。
だからかはわからないけど、私は相変わらず専業主婦なのにお金に対する欠乏感は以前のように感じていない。
(リスクヘッジはいつも考えているけどね。)
要は気持ちの問題なんだけど、そうだとわかるのにこんなに時間がかかってしまったってだけのこと。
これからはもっと上手に生きていけたらいいな。
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