私は2019年から鉄フライパンを愛用しています。
その間に失敗もたくさんしたので、私の体験を元に、鉄フライパンを上手に使うためのコツをご紹介します。
「鉄フライパンをやめたい」と、挫折する前に読んでほしい記事です。
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【鉄フライパンがくっつく理由】
フライパンに食材がくっつく理由は、以下の通り。
フライパン表面に水分が残っている
調べたところ、鉄とタンパク質の間に水分があると結合するんだそう。(吸着水と言います。)
見た目には乾いていても、実はフライパン表面には、目に見えない水分が残っているのです。
油が少ない
カロリーが気になる・節約のために……油を控えたいと思う人もいるかもしれません。
油には、フライパン表面をコーティングし、食材とフライパンとの温度差を少なくしてくれるので、くっつくのを防ぐ役割があります。
油を減らすと、うまくコーティングができてない部分からくっついてしまう原因になります。
フライパンの表面温度が低い
冷たい食材をフライパンに入れると、フライパンの表面温度が下がります。
調べたところ、表面温度が50〜80℃で鉄と食材がくっつくのだそう。
フライパンの温度が低い状態で食材を入れると、くっつきやすくなってしまいます。
焼けてないのに途中でさわる
食材を入れた瞬間、フライパンの温度が少し下がると同時に、食材からは水分が出るので、吸着水となって、一時的にはくっついてしまいます。
水分が蒸発し、十分に焼き目がつけば、自然とはがれやすくなるのですが、、
待ちきれずに途中で食材をさわってしまうと、ちぎれた部分から水分が出てさらにくっついてしまいます。
【鉄フライパンを上手に使うには】
以上のことを踏まえて、鉄フライパンを上手に使う方法をまとめてみます。
使い始めにフライパンを火にかけて水分を飛ばす
日々の使い始めには、必ずフライパンを火にかけ十分に加熱して水分を飛ばします。
目安は、鍋肌が白っぽくなるくらい。
温度センサーがついてるコンロだと、センサーが鳴るか鳴らないかくらい。
食材は冷蔵庫から早めに出しておく
冷たいままだとくっつきやすいし、中まで火が通りにくいです。
調理する15〜30分前に冷蔵庫から出しておくのがいいでしょう。
食中毒にならないように、長時間放置しないように気をつけて。
冷凍の食材は少量ずつ使うのがいいと思います。
食材を入れる前に油を十分になじませる
油をなじませる目安は、鍋肌全体がツヤっとしっとりするくらい。
キッチンペーパーや油引きを使うと、油の量を減らすことができます。
食材を入れたら焼けるまでさわらない
表面に焼き目がつくまでは絶対に触らない。
ちゃんと焼けたら箸でも簡単に動かせるのでわかると思います。
私自身、何回もチャレンジしてようやくコツがつかめてきたので、練習してみてください。
強火にしない
私自身がそうだったんですが、鉄フライパンを買ったら「強火」でおいしいものができると信じてたんです。
中華のコックさんをイメージする人も多いと思う。
でも、家庭の強火は中華料理店のようなパワーはなく、焦げ・生焼けの原因に。
強火は怖いので焦ってさわってしまい、くっついてしまうのです。
空焚きして油をなじませたら一旦火をゆるめ、食材を入れ、自分が落ち着いて作業できる火加減にすればいいのです。
【うまくいく時もいかない時も楽しんで】
何度も失敗した私でもちゃんと使いこなせてるんだから、この記事を読んでる誰もがちゃんと使えるようになると思います。
うまくいく時もいかない時も、ぜひ楽しんでくださいね。
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