私はこの記事を編集している現在、結婚7年目。
相方は41歳、私は38歳です。
私自身がこの問題で悩んでいた時は、事務のパートで5年ほど働いていた時期で、33歳でした。
私より後に結婚した友達はどんどんママになっていくのに、なんで妊娠できないんだろう。
そんなモヤモヤを抱えながら、好きでもない仕事に行き、行きたくもない不妊治療に行き、自分を責め、他人を疎ましく思う毎日でした。
そんな生活をしている中で、とうとう職場での人間関係がこじれてしまい、仕事に行くことがイヤになってしまいました。
なかなか妊娠しないのは、ストレスのせい。
最終的には、そんな風に結論づけて、私は専業主婦になる道を選びました。
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【仕事を辞めても妊娠できなかった】
しかし、仕事を辞めても私は妊娠できませんでした。
不妊治療は、世間的に「すべき」という風潮があったから行っていただけ。
資金も十分にあったわけではなく、夫はハナから否定的だったので、人工授精にステップアップする前にやめました。
それでも1年ほどの期間を費やしていました。
仕事もなく、子供もできず、何者にもなれない自分。
1年も働いていないと、バイトの面接に行くことですら恐怖心が出てくる。
自由につかえるお金も少なく、ほぼ引きこもり状態になり、自分の存在価値はないんじゃないか、と自己否定の日々でした。
働いていた時もストレスはあったけど、辞めてからのほうがみじめだったかもしれない。
「辞めたら授かれるかも」という淡い期待が、だんだんと絶望に変わっていくのだから。
【自分に誠実に生きることが大切】
もし不妊を理由にイヤな仕事から逃げたいと思っている人は、上記の私のようなパターンになることも想定したほうがいいと思うのです。
仕事を辞めるために不妊を口実にするのは、自分に対しても不誠実なことです。
だって、仕事と妊娠との相関関係はないんだから。
それよりも「その仕事がイヤだ」と思っている本当の気持ちと向き合って、転職を考えたほうが、未来は明るい。
もし妊娠できない未来だったとしても、少なくともお金がなくなってみじめな思いをすることは避けられる。
不妊を口実にすることをよしとするならば、この先、無事に授かれたとしても、事あるごとに子供を口実にする親になってしまいかねない。
「あなたのために私は全てを失った」とかね。知らんがな。
そんな親になりたくなければ、自分に誠実に生きることが大切だと思います。
【楽しく生きることを考える】
さて、私自身はその後、勇気を出してバイトを始めたものの、どちらも長続きせず、誰かに雇われる生き方は向いていないんだと悟りました。笑
こうなったら専業主婦で生きていく、と、ブログを運営したり、株式投資に挑戦したりして今に至ります。
妊活のことで頭がいっぱいだった頃は「できない」ことばかり考えてつらかったけど、子供ができなければできないで、楽しく生きればよかったんだと今さらながら思っています。
『悲観は気分、楽観は意志』という言葉がありますが、不妊をつらいものにしているのは、その当事者と悲観を煽る者(親族とかマスコミとか)ではないのかと。
不妊だからと言って、妊活のために自分のすべてを投じるべきではないし、不幸である必要も、後ろめたさを感じる必要もない。
そもそも、不妊治療したところで、妊娠するかどうかは誰にもコントロールできないこと。
それなのに「努力が足りない」とか「誰が悪い」なんて言うのは間違ってる。
逆に妊娠したからと言って、誰かを出し抜くことにはならないし、幸せ以上に大変な暮らしがもれなく待っている。
そんなことにいちいち振り回されないで、楽しく生きられるにはどうすればいいか、自分なりに考えてみる習慣を身につけることが大切だと私は思います。